雨の中の作業を行いました。 | モニタリングカメラを交換 | FC内でモニタリング |
一昨年から1台のモニタリングカメラが故障していましたので、エンウィットさんにお願い
し修理に行って参りました。天候不順で2日掛けて調整しました。今後も多くの野生生物の
APW周辺での生態がモニタリングできるとよいと思います。
なお、2018年5月から9月の夜間のモニタリングデータを解析しましたところ、
ヒメネズミとヤマネが交互に頻繁に利用している様子がわかりました。ヒメネズミは2頭が
利用している状況もあり、ヤマネも2以上の別個体が利用していると思われます。また、森
へ続く導入路として使用しているFEP管の中からヒメネズミ、ヤマネが現れることがあり、
十分通路として役立っているようです。降雨時にも利用されています。その他の利用生物
としてはザトウムシ、カガンポ、クモ類、クサキリの仲間、ヤママユガの仲間、コウモリ類
猛禽類などがモニタリングされています。赤外映像なので、種名の同定には時間が掛ると
思いますが、樹上性の小動物以外にも樹冠付近の多くの生き物がアニマルパスウェイを利用
しています。