2月23日 札幌市教育文化会館にて第17回野生生物と交通研究発表会が開催されました。
本会は一般社団法人北海道開発技術センター(DEC)により2002年から毎年開催されており、
数年前からアニマルパスウェイ研究会と当会が共催させていただいております。
なお、当会関連での発表は口頭発表2件、展示発表1件でした。
北海道の方はやはりアニマルパスウェイへの積雪、つららの問題を気にされており、当会の
当初の懸念と同じでした。しかし、清里の1400mの高地での実証実験と、12年以上の設置
モニタリングから、熱伝導率の高い材料の硬貨で、つららはできないことが実証されています。
盛岡でも実物大模型で野外実験が行われ、頂部の屋根の角度が修復され、床面メッシュ間隔の
変更などべた雪への対応をしました。
また24日にはDECの会議室においてロードキルの勉強会が開催され、小松さん可児さん、
代表理事が参加しました。ツシマヤマネコについては発表でも興味深く、対策や啓発普及には
ニホンヤマネなどの樹上性動物でも参考になる点がありました。