名古屋のアニマルパスウェイ

守山区志段味~水野線(市道)のアニマルパスウェイ

建設後5年経過のアニマルパスウェイ

東山動植物園の小鳥とリスの森の中に設置されているアニマルパスウェイ

 

リスのアニマルパスウェイのプレートが表示されている

 

6月29日 雨の中、会員の中田さんに高蔵寺の駅まで車で迎いに来ていただき、久しぶりに東谷山のフルーツパークを目指した。まだフルーツパーク付近の道路拡張工事は継続されていたが、道路が広くなったためか、交通量は増えているように感じた。アニマルパスウェイは愛知用水を越えた地点
に設置されており、支柱頂部はつる植物が多く、野生動物が行き着く導入路の役割はなすのではないかと感じた。その後市役所の緑政土木局のご担当者にお話を伺い、モニタリングも実施されその結果をお聴きした。残念ながら短期間でもありニホンリスが利用したという証左は得られなかったが、周辺での食痕は得られているようで、ムササビの痕跡もある。今後のモニタリングによる検証が望まれる。また東山動植物園へも短時間であったが、アニマルパスウェイを視察するために汗びっしょりになりながら小鳥とリスの森に急いだ。大きなケージの中に国内の野鳥とニホンリスが放し飼いになっているようで、アカハラやウグイスなどの小鳥が観察できたが、ニホンリスは巣に戻っているようで残念ながら利用状況は見られなかった。アニマルパスウェイの構造は同じで、アングルの部分はワイヤーで吊り下げ構造になっているようであった。ケージの中なので風の影響はないためと思える。
同じ市の部局所管とのことで、志段味のアニマルパスウェイも掲示され、紹介されていた。是非連携されて公道上の利用についてもモニタリング等お願いできると新しい知見が得られるかもしれない。