エピソード11 八ヶ岳にアニマルパスウェイを建設
八ヶ岳の周遊道路(県道)にアニマルパスウェイを建設することになりました。適地を選定するために調査を重ねました。この地域ではシカのロードキルも多いため、慎重な検討が必要でした。そして、今回も施工の専門家とボランティアが一緒に組み立てを行いました。

◆ アニマルパスウェイ設置の参加メンバー
支柱のコンクリート柱の工事に数日、組み立て施工に1日掛けます。

◆ アニマルパスウェイ建設途中の様子
モニタリング装置はCCTV用のデーターレコーダーを改造し、標高が高いのでヒーターを内蔵して設置しました。

◆ 山梨県北杜市アニマルパスウェイ2号機
エピソード12 八ヶ岳のアニマルパスウェイ利用者
八ヶ岳周遊の高原道路に設置されたアニマルパスウェイではヤマネが頻繁利用しています。
◆ アニマルパスウェイをわたるヤマネ①
◆ アニマルパスウェイをわたるヤマネ②
ヒメネズミやホンドテンも道路両側の森の行き来に利用しています。
◆ アニマルパスウェイをわたるヒメネズミ①
◆ アニマルパスウェイをわたるヒメネズミ②
また、多くの昆虫や鳥たちも利用しています。
◆ アニマルパスウェイをわたるヒガラ
エピソード13 生物多様性条約「COP10」でアニマルパスウェイを紹介
2010年名古屋で生物多様性条約の締約国会議「COP10」が開催され、2020年までの世界の生物多様性保全目標である『愛知目標』が設定されました。この会議のイベントに、アニマルパスウェイ研究会として出展しました。
さらに、シンポジウムも開催しました。研究会の構成会社のトップが、多くの世界の経済人の集まる会議において、自社の取り組みのひとつとして、アニマルパスウェイを紹介しました。
さらに、シンポジウムも開催しました。研究会の構成会社のトップが、多くの世界の経済人の集まる会議において、自社の取り組みのひとつとして、アニマルパスウェイを紹介しました。

◆ COP10イベントでの出展
さらに、シンポジウムも開催しました。研究会の構成会社のトップが、多くの世界の経済人の集まる会議において、自社の取り組みのひとつとして、アニマルパスウェイを紹介しました。

◆ COP10でシンポジウムを開催
また、海外からの参加者を対象にした清里のアニマルパスウェイ視察ツアーも実施しました。

◆ COP10参加者のアニマルパスウェイ視察ツアー
◆20101016~19 生物多様性条約COP10イベント記録
展示ブース、国際シンポジウム、清里アニマルパスウェイ視察ツアー
エピソード14 アニマルパスウェイの各地への広がり
その後、COP10の地元名古屋市の市道や、那須平成の森の県道上、盛岡市の国道上など全国に13基、海外はイギリスのワイト島の鉄道上にアニマルパスウェイが設置されました。現在は、尾鷲の紀勢国道下のミエノワ・アニマルパスウェイを含め、現存するのは9基です。また、一部は仮設のものであり、既に撤去されたものもあります。

◆ 全国のアニマルパスウェイ設置事例
◆ 盛岡北道路上のアニマルパスウェイをリスがわたる
エピソード15
アニマルマルパスウェイを利用する様々ないきもの
アニマルマルパスウェイを利用しているのは樹上性の小動物だけではありません。鳥や昆虫類も使っています。特にクモ類はかなりの頻度で使っています。ここでは、何種類かの昆虫類が利用している動画をご覧ください。
◆ ザトウムシの利用
◆ ササキリの仲間の利用
◆ ハサミムシの仲間の利用