アニマルパスウェイ研究会
アニマルパスウェイは、道路や鉄道線路などで分断された森を結ぶ樹上性動物のための小さな橋です。研究会ではこれを国内外に普及するため、様々な取り組みを行っています。
本研究会は、道路などの直線的構造物で分断された森林に棲息する樹上性小動物のための廉価な「アニマルパスウェイ」を開発し、森林生態系を保全するための実践的研究と国内・世界への普及を図ることを目的とした任意研究会です。
アニマルパスウェイ研究・開発・普及の歴史
【2016年】 |
12月 エコプロダクツ展に3回目の参加
11月 第2回広げよう野生生物の歩道橋 シンポジウム開催 9月 IENE2016にてポスター発表しアワード受賞 8月 富士山スバルラインの影響を遺伝子分析で調査実施 7月 北杜市アニマルパスウェイ設置候補地の生態系調査(~8月) 6月 総会兼研究会・情報交換会でヤマネの学位取得のお二人の講演
アニマルパスウェイのマニュアル化委員会スタート
5月 経団連自然保護協議会 企業・NGO交流会に参加 4月 十勝毎日新聞 歯ブラシ集め リスの橋 十勝歯科医師会のPJ始動 公益信託経団連自然保護基金による助成決定 3月 NHK教育テレビ なりきり!むーにゃん生き物学園で「ヤマネになりきり」放送、国道4号線盛岡北道路に国道初のアニマルパスウエィ建設開始、平成27年度日本自然保護大賞 入賞 2月 情報交換会にてロードキル情報からの哺乳類の密度分布について講演
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【2015年】 |
12月 エコプロダクツ展出展、道路生態研究会発足
11月 北杜市より奨励賞
10月 山梨放送に湊会長生出演、BBC放送で英国ワイト島のAPW放送
9月 環境アセスメント学会で講演
8月 八ヶ岳南麓RD調査、北杜市内APW踏査
IWMC2015参加、道東における野生動物対策事例調査・視察 7月 富士山北麓RD調査
6月 フジテレビ系 地球環境特集でAPW取材映像放映
総会・APW研究会 5月 北杜市モニタリング実施
4月 地球環境大賞審査員特別賞受賞
3月 巣箱づくり
グッドライフアワード環境大臣賞優秀賞受賞
2月 野生生物と交通研究発表会で2件発表
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【2014年】 |
12月 エコプロ展に初出展
11月 野生生物と交通学会(犬山)にて発表
10月 国連生物多様性の10年日本委員会の連携事業に認定
群馬県自然死博物館企画展「闇夜の動物たち」 茂原第一トンネル見学会 ザ・ボディショップとの協働で那須平成の森APW周辺整備
8月 板橋エコポリスセンターで展示
大成建設設計本部に支援自販機設置
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【2013年】 | 12月 シンポジウム「広げよう野生動物の歩道橋」を経団連ホールにて開催 11月 日経地球環境技術賞 優秀賞受賞 3月 名古屋市守山区志段味にアニマルパスウェイ完成(設計支援) |
【2012年】 | 5月 一般社団法人 アニマルパスウェイと野生生物の会を設立 3月 大成建設巣箱づくりボランティア 2月 環境政策提言応募するも選外 野生生物と交通 研究発表会にて「アニマルパスウェイの研究と普及」を発表 1月 NPO法人かすがいネイチャーの依頼で高蔵寺ニュータウン・アニマルパスウェイ基本設計 |
【2011年】 | 3月 環境省よりの依頼にて那須平成の森アニマルパスウェイを設計 3月 環境政策提言の実施(ヒアリング対象の8件に残った) 3月 大成建設巣箱づくりボランティア 1月 「あなたも調査員」にてモニタリング映像を一般に公開 |
【2010年】 |
10月 COP10のサイドイベントに参加(国際シンポジウム、展示、エクスカーション)
5月 2号機に2ケ月でヤマネ、ヒメネズミ、テンの利用を確認
3月 2号機を県道上に設置。普及のためのDVDならびにHPの制作
2月 大成建設巣箱づくりボランティア
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【2009年】 |
7月 国内外の学会でPR、NHK「ダーウィンニュース」等で放映
6月 1号機の導入路の改修によりニホンリス、テンの利用確認
5月 2号機の適地選定、2号機の改良設計、施工計画、モニタリング方法の改良
3月 大成建設巣箱づくりボランティア
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【2008年】 |
5月 土木学会環境賞受賞
2月 建設業界団体とヤマネの巣箱づくりボランティアの実施
モニタリングデータ解析ボランティアの実施、学会発表
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【2007年】 |
11月 ナショナルジオグラフィック(日本版)11月号に掲載
7月 北杜市公道上のアニマルパスウェイの設計・建設計画、モニタリング計画の策定。公道上への第1号機の設置、モニタリング開始 、低コスト化を実現。 設置17日でヒメネズミが18日でヤマネが通過、約3ヶ月で8百数十回利用を確認。 NHK,TBSをはじめ多くのメディアで普及をPR、学会、大学等で取り組みを紹介
4月 北杜市と設置場所の調査選定
3月 建設業団体とヤマネの巣箱づくりボランティアの実施
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【2006年】 |
12月 エコプロダクツ展にて日建連とコラボ
9月 ヤマネの実証用アニマルパスウェイの利用を確認
6月 建設業界団体とヤマネの巣箱づくりボランティアを開催
5月 ニホンリス、9月ヤマネ等の実証用アニマルパスウェイの利用を確認
3月 ソーラーセル設置による電源補完開始
2月 建設業界団体とヤマネの巣箱づくりボランティアの実施
モニタリング状況、降雪による影響等を検証 |
【2005年】 |
10月 実証用アニマルパスウェイの組み立て・設置、無電源でのモニタリング設置しモニタリング開始
5月 ヤマネ追尾用アンテナ建設、実証用パスウェイ設置場所の調査
4月~8月飼育下ケージ内に実験用パスウェイを設置し、材料や構造を検討
1月 大成建設ヤマネの巣箱づくりボランティア実施
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【2004年】 |
4月~樹上動物を対象とするアニマルパスウェイ の材料や構造の検討を開始
1月 経団連自然保護協議会の仲介(BYOND THE BORDERにリンク)でアニマルパスウェイ研究会発足
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生物多様性COP10(名古屋会議)サイドイベント2010年10月
生物多様性第10回締約国会議が名古屋にて開催され、アニマルパスウェイ研究会では下記のイベントを実施しました。
サイドイベントの報告書はこちらです。
当法人でもアニマルパスウェイの普及や樹上性動物保全 のための様々なイベントや情報提供などを実施してまいります。
サイドイベント名 | 年月日 | 参加人数 | 状況写真 |
国際シンポジウム(pdf) | 2010年 10月19日 |
75名 | ![]() |
ブース展示 | 2010年10月 17日~29日 |
約4,000名 | ![]() |
エクスカーション | 2010年 10月23日 |
28名(各国より) | ![]() |